ボロミアの魅力に屈してから、ずっと気になってたのが、彼の愛するゴンドールという国の名称。 ゴンドールって何かこう、すごく質実剛健な響きじゃないですか?正にボロミアの生まれ育った国って感じがするなぁと思ってたんですよ。 それがずーっと気になってたので、ちょこっと調べてみました。 どうも「Gondor」っていうのは二つの単語から成り立っているらしいので、似たような名前と比較検証!ていっ!! 「Gon」-「dor」で分けてみると…ふむふむ、どうやら「Gon」というのは「石」を意味しているらしい。じゃあ「dor」は?…国とか王国とかそんな意味みたいだね。 つまり「Gondor」っていうのは、「石の国」とか「石の王国」とか「石の都」とかそんな感じですね。 まぁv なんてボロミアにピッタリなんでしょうvv 城塞都市ゴンドール。白き石の都。いいですねぇv 固くて真面目で融通が利かなさそうな辺りがバッチリです。音の響きとも合ってますね。 でも更に調べてみると、どうやらこの「dor」という単語には幾つかの意味があるらしいんですよ。 地名としての「dor」は「国」という意味のようなんですが、これがある生物群を指す場合は「〜の者」「〜の者達」になるようです。 という事は地名としての「dor」はそこに住む人々を含めた「王国」っていう風に解釈していいんでしょうか? ……一応ムリはなさそうですね。やっぱり城砦都市なんだな。うん。 と こ ろ が! 「dor」にはもう一つの意味があったんです。 皆様、ソロンギルって御存知ですか?そうです、英雄「Thorongil」。かの有名な「星の鷲」です。 「Thoron」が鷲を、「gil」が星をそれぞれ意味してます。二つ合わせて「星の鷲」。で、何故ここでその名前が出てくるのかというと…太陽の第一紀にソロンドールという名の大鷲がいたからなんですね。 この「Thorondor」は鷲の王です。もちろん「Thoron」は鷲を意味してます。それを考えると「dor」には「国」や「民」だけじゃなくて「王」も含まれるのかな、それなら全てを含めた「王国」って事で決まりかな、 と納得しようとしたんですが………… ……違いました。ソロンドールは「鷲の王」ではなく「高貴な鷲」の意味でした。 つまりあれですか?地名でも、ある生物群の総称でもなく、単一固体に対する意味としての「dor」は「高貴」って事なんですか? じゃ、じゃあ、あのですね。ゴンドールって名前が国を意味する名称じゃなくて、一人の人間に使われたりなんかしちゃったりすると、その人は「高貴な石」って事なんですか!? 素敵!! ならば当然、ゴンドールの申し子たるボロミアは「白き石の王国」を守護する「高貴なる石」(超意訳)って事ですよね!! …いや、分かってはいるんです。例えその意訳が合ってたとしても、普通に考えればそれは「エルフの石」と呼ばれる、誰よりも高貴な血筋のアラゴルンの為の約束されていた名前なんだろうって事は。 でもやっぱりゴンドールって名称はボロミアにこそ相応しいんじゃないかと…魂の一かけらまで愛する国に捧げて生きた彼こそが、人としてのゴンドールそのものじゃないかと思うのですよ。 なので ここのサイトでは「国民の全てからの尊敬と信頼と敬愛を一身に受けている国の至宝、ゴンドールの申し子」それがボロミア様。「白の塔を守護する高貴なる石」それがボロミア様です。 え?それは間違ってる? いいんです!そんな事は本人が一番よく分かってます。 だからそっとしておいて下さい… ちょっと夢見ていたいだけなんですよ(笑) |