ものごとへの対処のしかたが違う相手とうまく付き合うには |
頭にのせた眼鏡を「ない、ない」と捜したり、駐車場でほかの車に乗り込もうとしたり、細かいことにこだわらないN(直感)型は笑いの種になるが、日常生活ではそう笑ってばかりもいられない。 かたや森を見て、かたや木を見るといったN型とS(現実)型の違いが、コミュニケーションの食い違いを引き起こしている。 たいていの人間関係はまず情報を集めることからはじまるので、S型とN型の違いは重大だ。S型とN型の会話に良くみられる例を示そう。 S:いま何時だ?これがS型とN型のコミュニケーションの典型的なずれである。 事実にこだわる S型は特定の答えを求めて特定の質問をするのだ。それにひきかえ、N型はいろいろな答え方をするが、そのどれひとつとしてS型の求める答えではない。 S型はすべての物事には関連があり、何らかの意味を持つと考える。 N型は何か特定のものを求めているのでなければ、すぐそばを通ってもその存在に気付かない。 そこをS型は理解しがたいと思う。 S型にとっては、その何かが、現実に存在するものなら、目に入らないわけが無いというわけだ。 |
問題解決 |
S型:意見の対立は事実だけが問題なのではない。ときには、エネルギーの浪費でしかなく、問題をあいまいにする恐れがあると見えても、酌量すべき事情に目を向けるのが大事である。 N型:問題点にこだわれ。意見の衝突が起こると、N型は全体の状況と関連づけたがる。 |